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仕事のあとに気持ちを切り替える方法:頭の中でも仕事を終えるルーティン

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仕事から頭を切り離すいちばん簡単な方法は、1日の終わりの短い儀式です。やりかけのことを書き、それぞれにいつ、どう戻るかをメモし、それから仕事をはっきり「閉じる」。通知を切り、ノートパソコンを閉じ、環境を変えるのです。仕事からの心理的な切り離しの研究は、夜に仕事のことを考えない人のほうが満足度が高く、疲れにくく、それでいて仕事への熱意も低くないことを示しています。頭をいちばん強くとらえるのはやりかけの目標で、実験によると、明日の具体的な計画が、それを手放す助けになります。

要点
  • 余暇の時間に仕事から心理的に離れることは、熱意を下げることなく、生活の満足度の高さと疲れの少なさに結びついています(Sonnentag, 2012)。
  • 3万8,000人以上の働く人を対象にした91のサンプルのメタ分析は、仕事からの切り離しを、よりよい睡眠、疲れの少なさ、よりよい成果と結びつけました(Wendsche & Lohmann-Haislah, 2017)。
  • 頭をいちばん強くとらえるのはやりかけの仕事の目標です。どこで、いつ、どう終えるかの計画は、ふだん仕事から気持ちを切り替えるのが苦手な人でも、切り替えやすくなりました(Smit, 2016)。
  • 「明日はここから始める」という短い計画は、中断した仕事への注意残留を減らしました(Leroy & Glomb, 2018)。
  • 儀式にかかるのは10分です。書く、計画する、閉じる、切り替える。

仕事が頭に戻ってくる理由

夜、家にいるのに、頭の中ではまだ送っていないメールに返信したり、明日の会議の準備をしたりしている。心理学者は、これを仕事からの心理的な切り離し(ディタッチメント)ができていない状態と呼びます。ザビーネ・ゾネンターク(2012)は、仕事の外で仕事のことを考えない状態として説明しています。それができる人は生活の満足度が高く、疲れにくく、しかも仕事への熱意が低いわけでもありません。

ブランドン・スミット(2016)は、何がいちばん頭をとらえるのかを確かめました。やりかけの目標、特に自分が大切にしているものです。終わったことは頭が手放し、やりかけのことは戻ってきます。だから、たくさん始めて何も終えられなかった日のあとは、布団の中でも頭が「働いて」いるのです。

研究でわかったこと:明日の計画が、手放す助けになる

  • 仕事から心理的に離れることには利点があります。ヨハネス・ヴェントシェとアンドレア・ローマン=ハイスラ(2017)は、3万8,000人以上の働く人を対象にした86の論文をまとめました。仕事からの切り離しは、疲れの少なさ、よりよい睡眠、心の健康状態のよさ、よりよい成果と結びついていました。
  • 計画が頭を自由にする。スミット(2016)の実験では、働く人が1日の終わりに、やりかけの目標をどこで、いつ、どう終えるかを書きました。ふだん仕事から気持ちを切り替えるのが苦手な人でも、切り替えやすくなりました。
  • 「戻る準備ができている」。ソフィー・ルロワとテレサ・グロム(2018)は、中断のあとにどこで仕事に戻るかの短い計画が、注意残留を減らし、今していることに集中する助けになることを示しました。
  • 終える必要はなく、計画で十分。E・J・マシカンポとロイ・バウマイスター(2011)は、やりかけのタスクに具体的な計画さえあれば、考えをじゃましなくなることを確かめました。

10分でできる、1日を終える儀式

  1. 未完了の用事を全部書き出す(3分)。やりかけのタスク、約束、アイデア、心配。1行にひとつ。
  2. それぞれに、いつ、どう戻るかを書く(3分)。「明日9時、3段落目を仕上げる」「木曜、取引先に電話する」。期限のないものは「あとで」のリストへ。
  3. 明日の3つを選ぶ(2分)。朝、ゼロから始めなくて済みます。
  4. 閉じる(1分)。ウィンドウを閉じ、仕事の通知を切り、ノートパソコンを閉じる。声に出して、または心の中で「今日はここまで」と言いましょう。
  5. 切り替える(1分以上)。着替える、散歩に出る、お茶をいれる。体の動きの変化が、仕事モードが終わったという合図を脳に送ります。

ほかに、切り離しを助けるもの

  • 決まった1日の終わり。仕事に終わりがないと、あふれ出します。時刻を決め、少なくとも週4日は守りましょう。
  • 仕事の通知は勤務時間だけ。夜にメッセージが届くたびに、頭がまた仕事モードに戻ってしまいます。
  • 体を動かす。ゾネンタークとフリッツ(2007)は、すっかり夢中になれる活動、つまりスポーツ、音楽、手仕事を、回復につながる体験に数えています。
  • 自分でコントロールできること。自由な時間をコントロールできている感覚も回復を助けます。夜に何をするかは、自分で選びましょう。
  • 仕事と睡眠を分ける。布団の中で考えが浮かぶなら、枕もとのノートと短いメモが役立ちます(考えすぎをやめる方法)。

疲れているのに遅くまで起きてしまう理由は、リベンジ夜更かしで説明しています。

どうしても切り離せないとき

ほとんどずっと仕事のことを考えている、よく眠れない、何週間も疲れきっていて何も楽しくない。そんなときは、儀式がないことだけが原因ではないかもしれません。仕事の量が多すぎるか、燃え尽きの始まりかもしれません。上司に仕事の量について話し、かかりつけ医や心理の専門家に相談しましょう。

CORTEXで今すぐ試そう

CORTEX(誰でも無料)には、そのための「夜のスイッチオフ」テンプレート(その他 → テンプレート)があります。スイッチオフを始める時刻を選び、「いつ、どこで?」の問い、つまり何のあとにするかに答えましょう。テンプレートが夜のルーティンを作ります。頭の中でぐるぐるしていることを出す、明日の3つを書く、心配はリストに書いて置いておく、画面をしまう。ルーティンは、あとでまとめてチェックできます。やり残したタスクについては、朝にCORTEXが「明日」「あとで」「手放す」という選択肢を提案してくれます。アカウントがあれば、テンプレートを開くことができます。

仕事から頭を切り離す方法:CORTEXの夜のルーティン
スマホのCORTEX:1日の概要

よくある質問

仕事のあと、どうやって仕事から頭を切り離す?

1日の終わりに10分の儀式をしましょう。やりかけのことを全部書き、それぞれにいつ戻るかをメモし、明日の3つを選んで、通知を切り、ノートパソコンを閉じ、環境を変えて、仕事にきちんと区切りをつけます。

どうして仕事のことを考えるのをやめられないの?

いちばん多いのは、大切に思っているやりかけのタスクがあるからです。計画ができるまで、頭はそこに戻ってきます。仕事の量の多さ、夜の仕事のメッセージ、決まった1日の終わりがないことも影響します。

1日を終える儀式とは?

仕事の1日の終わりにする、短い決まった手順です。未完了の用事を確かめ、次の一歩を計画し、象徴的に1日を終えます。脳が自由な時間のモードに切り替わる助けになります。

リモートワークで仕事から離れるには?

決まった終わりの時刻をもち、仕事が終わったら仕事のものを見えないところにしまい、仕事の通知を切り、散歩、着替え、料理など、気持ちを切り替えることをしましょう。家では、体の動きの変化がさらに大事です。

ただの疲れではないのは、どんなとき?

ほとんどずっと仕事のことを考えている、何週間もよく眠れない、週末のあとでも疲れきっている、何も楽しくない。そんなときは、働きすぎや燃え尽きかもしれません。医師や心理の専門家に相談しましょう。つらいときは、いのちの電話(フリーダイヤル0120-783-556、毎日16〜21時。ナビダイヤル0570-783-556、毎日10〜22時)に電話できます。

出典・参考文献

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